Q:なぜ、精神疾患について知る必要があるのでしょうか?
- Tomoyuki Saito
- 2017年2月21日
- 読了時間: 2分

A:それは、誰でも精神疾患に関わる可能性が高いからです。
自分が精神疾患になる可能性、または、家族や知人が精神疾患になる可能性について考えたことはありますか?
精神疾患と言っても様々なものがあります。
心理的ストレスからくるものもありますが、脳の生物学的な要因が関わるものもあります。
たとえば、幻覚や妄想が出る「統合失調症」は代表的な精神疾患ですが、これは精神的なストレスよりも脳の生物学的な異常が強い疾患です。
一方で、ストレスが大きく関わる精神疾患には、「うつ病」や突発的に不安に襲われる「パニック障害」などがあります。
また、長生きすればするほど、「認知症」になる心配が出てきますが、実は認知症も精神疾患として扱われます。
超高齢社会の日本で、一生のうちに一度も認知症の人に出会わないなんて、まずありえない話です。
さらに、発達障害、ADHDなども精神疾患の一つとして扱われます。
この辺は、お子さんを持つ人には関心があるところだと思います。
つまり、精神疾患は、心の病気も脳の物理的な異常も含むので、実は、精神疾患とは思いのほか多いんです。
ですから、ほとんどの人が、何らかの形で精神疾患に関わることになるはずです。
それだけ身近な病気なら、せめて多少の情報は事前に仕入れておいた方が良いですよね。
何も知らないで精神疾患になってしまったら、どうやって治療すれば良いのか分からずに困るでしょうし、知り合いが精神疾患で苦しんでいたとしても、その人をどうやってサポートしたら良いか分からないと困るはずです。
また、何も知らないと、どうしても偏見を持ったり、差別してしまうのが人間です。
実は自分の知人が精神疾患だと知った時に、何も知らないと、何となく怖くなったり、その人に近寄りたくないと思ったりしてしまうものです。
しかし、それはただの偏見であり、差別的な考えです。
そんな酷い考えを持たないためにも、精神疾患に対して、ある程度の情報、知識を持っておいた方が良いはずです。
(こちらはnoteで掲載されたものと同じものです。質問は架空のものになります)
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