うつ病ガイドライン徹底解説14 うつ病はまあまあ良くなったけど、、
今回は、うつ病はまあまあ良くなったけど、それでも少し症状が残っているというケースについて説明します。 こういうのを、うつ病の残遺症状と言ったりします。 こうした症状をどこまで改善させた方が良いのかは、精神科医の悩みの種です。...
精神疾患をVRで治療する
(こちらは昨年にnoteで公開した記事を一部修正して公開しています) 被害妄想という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 自分が誰かに攻撃されるとか、狙われているなどと思い込むものです。 この被害妄想は、ちまたでも使われる言葉だと思います。...
うつ病ガイドライン徹底解説13 うつ病が良くなった後に
今回は色々な治療を行なった結果、うつ病が良くなった、その後の話をしたいと思います。 うつ病とは再発しやすい病気でもあるので、再発防止対策が重要になります。 その一つとして、薬による再発予防は十分に科学的な根拠があります。...
うつ病ガイドライン徹底解説12 治療が失敗したら、、
今回は残念ながら治療がうまくいかなかった場合、失敗した場合について説明します。 一生懸命治療しても、なかなかうまくいかない場合はあります。 その場合は、謙虚に反省し、今までのプロセスについて考え直さないといけません。 うつ病学会のガイドラインでは、治療がうまくいかなかった場...
脳と運動
(以前、noteで公開した記事を改編してお届けします) 運動は体に良いものですが、脳の健康にも良いことが最近はよく言われるようになっています。 そこで、今回は、運動の脳の関係についての論文を紹介したいと思います。 脳は、歳をとると少しずつ弱ります。...
個人の健康データから自殺を予見
今回は、個人の健康データから自殺企図のリスクを予見するという研究をシェアします。 引用元:Predicting Suicidal Behavior From Longitudinal Electronic Health Records. The American...
HIVと脳の炎症
(こちらは昨年にnoteで公開した記事です) エイズの原因ウィルスである HIV(ヒト免疫不全ウイルス)はだれでも聞いたことがあると思います。 かなり治療法が確立されてきましたが、まだまだ怖い感染症です。 なんと、世界で約3500万人も感染者がいます。...
認知症と道路
今回は認知症と道路の研究を紹介します。カナダの研究です。 引用元:Living near major roads and the incidence of dementia, Parkinson's disease, and multiple sclerosis: a...
うつ病ガイドライン徹底解説11 薬を使うときの注意点
今回は、薬による治療について説明します。 うつ病の薬を「抗うつ薬」と呼びますが、この抗うつ薬には副作用があります。(ちなみに、副作用の無い薬はありません) 吐き気や下痢、眠気などが多い副作用ですが、さらに注意しなければいけないのは「アクチベーション」というものです。...
パニック障害の治療の研究のまとめ
強い不安感や恐怖感と共に、胸がドキドキしたり、息苦しくなったりする症状をパニック発作と言います。 このパニック発作が何ヶ月も続く病気をパニック障害と言うのですが、パニック発作は他の病気でもよく起こるため、少し病気の定義がややこしいです。...