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トリアゾラム(ハルシオンなど)



睡眠薬のガイドラインを解説

トリアゾラムについては、研究データが少ないのでなんとも言えません。

トリアゾラムは、ベンゾジアゼピン系に分類される睡眠薬です。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、脳のGABA受容体に作用して、眠気をもたらします。

副作用としては、ふらつきや、認知機能障害といって脳の考えたり記憶する能力が低下するといったものがあります。

また、長期に使うと依存性といってなかなかやめられなくなったり、耐性といって効果が弱くなるなどの問題が出てきます。

トリアゾラムは寝つきを良くする薬です。

0.25mgという用量で、プラセボ(偽薬ともいわれる、薬としての効果がないものです)よりも、約9分ほど寝入る時間を早める効果があるという研究データがあります。しかし、これは統計的には意味があるとは言えないようです。

また、睡眠時間については、自己評価で検討したものがありますが、0.25mgでプラセボより25分ほど睡眠時間を延ばすという結果です。ただ、これも統計的には意味があるかは分からないレベルです。

睡眠の質に関しては、少し良くなったと自覚する方が多いようです。

副作用に関するデータは少なく、あまり検証できていません。

アメリカのガイドラインは、メリットとデメリットは同じくらいの薬と判断しています。

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