出産後のうつ症状を電話でサポート
- Tomoyuki Saito
- 2018年4月3日
- 読了時間: 2分

出産前後にうつ状態に陥る女性は少なくありません。これには、妊娠の大変さや育児のストレスなどの心理的な要因あると思いますが、出産後にホルモンバランスが崩れるなどの生物学的な原因もあると考えられます。
こうした産後のうつ状態に対して、電話によるサポートシステムがアメリカで試され、成果が報告されました。今回紹介する論文はこちらです。
これはランダム化比較試験といって、調べる人たちと、それ以外の人たちをランダムに分類してから、それぞれのグループが比較されるという形式の臨床研究です。この研究には産後にうつ状態になった女性、合計628人が参加しています。電話によるサポートを受ける人と、そうではなくて通常通りのサポートのみを受ける人が、ランダムに選ばれました。そして、両者の間にどのような違いがあるのか、両者を比較しながら検討しました。その結果、電話によるサポートを受けた人も、通常通りのサポートのみの人も、うつ状態は改善しており、両者に大きな違いはなかったとのことです。
つまり、電話によるサポートがとても優れているわけではないないけれども、そんなに悪くもないと解釈もできます。まあ、電話によるサポートの方が、サービスの提供としては簡易で、色々と手間もかかりませんから、代替手段としては検討しても良いのかもしれませんね。
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