精神疾患とナルコレプシーの研究をシェアします
ナルコレプシーとは過眠、つまり、夜にしっかり寝ても、昼間も眠くなるというように、睡眠が増えすぎてしまう病気です。 その他にも、楽しかったり、怒ったりなど、感情が動いた時に急に体の力が抜けるという情動脱力発作が出る人もいます。...
うつ病ガイドライン徹底解説23 妄想や幻覚が出るうつ病
うつ病が重症化すると、現実的に物事を考えることができなくなります。 こうしたことから、妄想と呼ばれる症状が出ることがあります。 自分が何か悪いことをしてしまったと思い込んでしまう罪業妄想、自分が何かの病気(うつ病ではなく、癌などの体の病気)になっていると思い込む心気妄想、自...
うつ病ガイドライン徹底解説22 修正型電気けいれん療法
今回は、電気によるうつ病治療を説明します。 頭に電気を流すと精神症状が良くなるということは古くから知られ、精神科の治療として用いられてきました。 頭にある一定の量の電気を流すと、全身けいれんが起こり、うつ病や躁病などの精神症状が改善するのです。...
うつ病ガイドライン徹底解説21 最初の抗うつ薬が効かなかった時
今回は抗うつ薬を始めたけど、効果がなかったり、多少はあっても不十分だった場合について説明します。 まずは、この薬ではダメだと決めつけず、用量をしっかり上げて、効果を見ることが大事ですが、なかなか効果が見られない場合も多いです。...
うつ病ガイドライン徹底解説20 漢方薬、ベンゾジアゼピン系など
引き続き、うつ病の薬の話です。 漢方薬の中にも、うつ病を治療する効果があるものがあるので紹介します。 加味逍遥散という漢方薬は、月経困難や更年期障害などに使う漢方薬なのですが、実はうつ病にも効果があることが分かっています。 海外では、”Free and Easy...
うつ病ガイドライン徹底解説19 三環系抗うつ薬など
前回は、SSRIなどの新規抗うつ薬を説明しましたが、今回はもっと昔からある抗うつ薬を説明します。 代表的なものは三環系抗うつ薬です。 こちらは、副作用が新規抗うつ薬よりも強くなります。 尿が出にくくなったり、便秘したり、口が渇いたりといった抗コリン作用という副作用がよく出る...
双極性障害の診断改訂を検証する研究をシェアします
双極性障害、別名、躁うつ病とは、気分が落ち込んで悲しくなる、うつ状態という症状と、気分がハイテンションになり活動的になる躁状態(躁病)という症状の両方が出てくる病気です。 この双極性障害の診断に関する研究を今回は紹介したいのですが、その前に、精神疾患の診断について簡単に説明...
うつ病ガイドライン徹底解説18 新規抗うつ薬による治療
さて、ここからはうつ病の薬による治療について具体的に説明していきたいと思います。 うつ病の治療で使う薬を「抗うつ薬」と言いますが、抗うつ薬にはいくつもの種類があります。 まずは新規抗うつ薬などと言われる、比較的新しいものから説明します。 この中には、...
レム睡眠行動障害とパーキンソン病
(こちらは昨年noteに紹介した記事を一部改変したものです) パーキンソン病は手足の筋肉が硬くなったり、勝手に震えたりする脳の病気です。 パーキンソン病を知っている方でも、レム睡眠行動障害という病名を知っている人は少ないと思います。...
自殺について話す
(こちらは、昨年noteで公開した記事を一部修正したものです) 「これは聞いて良いのか、聞かない方が良いのか?」 誰しも、こんな風に悩んだことがあると思います。 特に、重たい話題は、相手に振って良いのか悩みますよね? 家族や恋人などのプライベートな内容や病気の話題などは、な...