

エスゾピクロン(ルネスタ)
エスゾピクロンは、寝つけない方にも、途中で起きてしまう方にも有効な薬です。 脳のGABA受容体(定義は少し違いますが、ベンゾジアゼピン受容体ということもあります)という部分に結合して眠気を出す薬で、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬に近い作用ですが、受容体の結合する場所が微妙に違い...


スボレキサント(ベルソムラ)
スボレキサントは、睡眠を維持する、安定させる薬です。 脳にはオレキシンといって、目を覚ましたり、食欲のコントロールをする物質があります。 スボレキサントは、このオレキシン(正確に言うと、オレキシン受容体)をブロックする薬です。...
脳深部刺激療法と摂食障害の研究をシェアします
脳深部刺激療法という単語を聞いたことがある人は、きっとほとんどいないと思います。 これは、脳の奥に小さな電極を埋め込み、継続的に脳神経に電気的な刺激を送るという治療です。 主にパーキンソン病の治療に使うものですが、うつ病などの精神疾患の治療にも有効なことがすでに分かっていま...


うつ病ガイドライン徹底解説の目次
このコーナーでは、うつ病学会が2016年に公開した診療ガイドラインである、「日本うつ病学会治療ガイドライン II.うつ病(DSM-5)/ 大うつ病性障害 2016」を徹底的に解説しています。以下、目次です。 第1章「うつ病治療計画の策定」の解説記事 1. 身体の病気...


うつ病ガイドライン徹底解説28(最終回) 睡眠薬
今回は睡眠薬の具体的な種類と効果、副作用などを説明していきます。 ベンゾジアゼピン系睡眠薬 脳の神経にあるGABA受容体という場所に作用する睡眠薬です。依存性が強く、また、耐性がつきやすく使っていると徐々に効果が弱まるという弱点があります。この依存性や耐性は、長く使っている...


うつ病ガイドライン徹底解説27 よく眠るために
眠れない、不眠という症状は、うつ病の方のほとんどに見られます。 また、うつ病の様々な症状の中でも、不眠はなかなか治りにくいものです。 また、まれに寝すぎてしまう過眠という症状が出る方もいます。 このようなことから、うつ病と睡眠は切っても切れない関係です。...
うつ病は認知症の初期症状?
(こちらは、昨年にnoteで公開した記事を一部修正してお届けしています) うつ病というと、皆さんはどんなイメージを抱きますか? ニュースを見ていると、ブラック企業で働いている方だったり、介護で疲れた人なんかがうつ病になるといった報道が多いように思います。...


うつ病ガイドライン徹底解説26 子供のうつ病の治療
さて、前回は子供のうつ病の特徴を説明しましたが、今回は治療の話です。 子供のうつ病では、薬の効果が出にくいと言われています。 もしかすると、大人のうつ病と生物学的にメカニズムが違うのかもしれません。 子供のうつ病に対して、抗うつ薬を投与しても投与しなくても、治療成績に差がな...


うつ病ガイドライン徹底解説25 子供のうつ病の特徴
今回は児童思春期の方のうつ病、つまり、子供のうつ病の特徴について解説します。 子供のうつ病については、まだデータが足りず、はっきりしたことが言えない部分も多いです。 まずは、子供のうつ病の特徴について説明します。 基本的なうつ病の症状としては、気持ちが落ち込んだり、何も楽し...


うつ病ガイドライン徹底解説24 うつ病による緊張病
緊張病とは、目は開けていて意識はあるんですが、話しかけても反応がなく、体が固まってしまう状態です。 そんな状態でも、他人の行動を真似したり、急に興奮したりすることがあります。 こうした緊張病は、少し珍しい症状ですが、いろいろな病気が原因で起こります。...