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ゾルピデム(マイスリーなど)



睡眠薬のガイドラインを解説

ゾルピデムは、GABA受容体に作用して眠気をもたらす薬で、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬と似た作用ですが、副作用はベンゾジアゼピン系よりも少なくなっています。

この辺は、エスゾピクロンにも似ていますね。

ゾルピデムの有効性は、10mgで検証されていますが、寝つきを良くする効果、途中で起きるのを減らし睡眠を維持する効果、睡眠時間を延ばす効果、睡眠の質を高める効果などが認められています。

研究結果を見ると、PSGという機械を使った研究では、プラセボより12分ほど寝入るのが早まるという結果でした。また、自覚的にはプラセボよりも20分ほど寝入りが早まるという結果です。

PSGを使った睡眠時間の研究では、プラセボよりも29分ほど睡眠時間を延ばしたという結果でした。自己判断による結果では、プラセボよりも30分ほど睡眠時間を延ばすという結果です。

また、途中で起きるのを減らす効果もあると研究で示されています。

このように、ゾルピデムはなかなかに効能が多い睡眠薬と言えます。

なので、寝つきが悪い方や途中で起きてしまう方、もっと長く寝たい方に勧めることができる薬です。

ただ、可能性としては低いものの、物忘れ、めまい、眠気などの副作用はあるとのことです。

また、依存性としても可能性は低いようで、中止しても離脱症状は出にくいようです。

アメリカのガイドラインでは、総合的に考えて、副作用のリスクよりもメリットの方が上回る薬と評価されています。

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