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うつ病ガイドライン徹底解説15 病は気から



うつ病ガイドライン徹底解説

さて、うつ病ガイドライン徹底解説1でも書きましたが、うつ病と体の病気は相互に密接な関係にあります。

体の病気がうつ病を引き起こすこともあれば、うつ病が体の病気を引き起こすこともあるわけです。

もちろん、うつ病が単独で体の病気を引き起こすわけではないのですが、間接的な影響で体を蝕み、様々な病気の発生率をあげます。

まさに、「病は気から」ですね。

では、うつ病はどのような病気と関係しているのかを例示します。

うつ病ガイドラインでは、Penninxらが2013年に行った研究結果を元に、いくつかの病気をあげています。

心臓の病気、高血圧、脳卒中、糖尿病、アルツハイマー病、がんなどの病気は、うつ病と関係が深いことが統計学的に分かっています。

こうした事実から、うつ病になった人は、体の健康にも気をつけなければならないことが分かります。

例えば、食生活を改善したり、タバコやお酒を控えたり、運動したりなどといった、健康的な生活を勧めることは大事になってくるでしょう。

また、すでに何らかの病気があれば、他の科と連携して治療することも必要になります。

例えば、心臓の病気があれば循環器内科、糖尿病があれば内分泌・代謝内科などの専門医にコンサルト(紹介)することが必要になります。

さて、これで第1章は終了です。次は第2章の「軽症うつ病」に移ります。

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